2014年2月24日号
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
トヨタ社員の高揚と戸惑い
トヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)に勤める50代の広田拓郎さん(仮名)は2014年春闘を複雑な気持ちで迎えている。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
なるか賃上げドミノ
経営者への賃上げ要請が強まっている。だが、後年度に負担が続くベアに慎重な経営者は少なくない。賃上げがドミノ倒しのように広がってこそ、脱デフレへの道筋が見えてくる。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
ハードルなき200社
業績が回復傾向にある中、企業の賃上げ余力はどこまで高まっているのか。本誌は主要500社を独自に格付け。半数近くは十二分に賃上げが可能という結果が出た。賃上げの流れはもっと広げられる。決断の時がやってきた。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
だから、私たちは賃上げします!
大企業はベアではなく、一時金の積み増しで対応したがっている。2013年度は円安でたまたま利益が出ているが、将来にわたる収益見通しについては不安があるからだろう。確かに、賃金そのものを上げては後々も負担になる。手当を増やすのも同じ理由だろうが、言い訳をしているみたいだ。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
戦略的賃上げの作法
賃上げの原資を得た企業は、春闘などを経て社員に報いようとしている。主流だった「一律ベア」だけでなく、個別の事情に応じた配分を模索する。賃上げ余力格付けで上位に入った企業も葛藤の末に新たな解を探る。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
中小、賃上げせず9割
賃上げムードは、中小企業にも波及するのだろうか。本誌は独自にアンケートを実施、大多数が賃上げは困難と回答した。厳しい経営状況や先行き不安が先行し、賃上げ余力の乏しさが浮き彫りになった。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
賃上げは後回し...の実態
A大企業を中心に、賃上げの話が出ているけれど、正直、中小企業には厳しい。確かに、仕事量は増えているけれど、儲けが増えても微々たるもの…。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
「ベア1%」では足りない
円安・株高シナリオが揺らぎ、アベノミクスの先行きに危機感を強める安倍晋三政権。消費増税に伴う駆け込み需要の反動減もにらみ、政権が重視するのが企業収益の伸びを雇用や賃金、消費の拡大につなげる「好循環」の実現だ。
-
特集 賃上げ余力 格付け500社
賃上げ余力格付け 500社[後半]
調査概要対象は日経500種平均株価の採用企業のうち金融などを除く457社。日経NEEDS、QUICKのデータを採用。1人当たり人件費など10項目をスコア化。スコアに応じてAAA、AA、A、BBB、BBの5段階に格付けした。