この母子像、どこか違和感を覚えませんか。19世紀当時ですと、母親は「家庭を守る女性」という保守的なイメージで描かれるのが普通です。しかし、子供の手からさくらんぼを口にしようとしているこの母親は真っ赤な口紅を塗って床に寝そべり、しどけないポーズを取っている。ルネサンス以来の伝統として、こういう描き方をされるのは大抵、高級娼婦なんですね。

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この記事はシリーズ「CULTURE(2014年2月17日号)」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。