2014年2月10日号
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特集 働き方革命
時間の壁を取り払え
社員が辞める、人が集まらない――。労働力人口の減少という構造問題が、日本経済を徐々に蝕んでいる。既存の労働時間の概念はもう通用しない。そう気づいた企業が立ち上がった。
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特集 働き方革命
辺境からの革新、「国東時間」
大分県国東市。1966年に町を通る鉄道が廃線になったという過疎地域の廃校に足を踏み入れた人は、段ボールの板材を組んだ独特のマネキンやキャラクターの出迎えに驚くことだろう。
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特集 働き方革命
先進企業の試行錯誤
伊藤忠商事が夜型から朝型に働き方をシフトし、世間の耳目を集めている。かつてはスタートトゥデイやトリンプが残業撲滅を掲げ労働環境を大胆に変えた。試行錯誤を重ねつつ、覚悟を決めて働き方革命に取り組んでいる。
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特集 働き方革命
国を挙げ時間改革
先進国で最も労働時間が少ないオランダ。不況を機に働き方を見直し、世界がうらやむ高い生産性を手にした。長時間労働に悩む韓国もオランダ流を実践。その帰宅術の秘訣は何か。
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特集 働き方革命
雇い方革命で再生
血相を変えた顧客の怒声が鳴り響く。通帳を片手に、早口でまくし立てる。「俺の預金口座を解約してくれ。早くしろ。急いでくれよ」。2003年春。日本はバブル期の過剰融資がたたり、多額の不良債権が金融システム不安を招いた。
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特集 働き方革命
時間巧者が上位独占
世界規模で調査される、GPTWの「働きがいのある会社」ランキング。日本では今回、過去最多の209社が参加。関心の高まりが鮮明になった。柔軟な勤務体系で、人材活用と業務効率化に成功した企業が上位に並んだ。
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特集 働き方革命
レイバーではなくワーカーであれ
当社の社員の多くは「成果」を求めるプロフェッショナルです。彼らの働く時間は基本的に、自主裁量。要するに何時から何時まででも勝手に働いてくださいということ。仕組み上は裁量労働制かつ年俸制で、月50時間分の(残業に相当する)手当を払います。労働時間は社員の健康のために把握しますが、人事考課には使いません。