2014年2月3日号
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特集 中国汚染パニック
日本人駐在員家族の息苦しい毎日
視界不良の大気汚染は中国で暮らす駐在員家族の生活に大きな影響を及ぼしている。安全な食材を買うにも苦労する有り様で、ぼやきは増えるばかりだ。
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特集 中国汚染パニック
黒い霧が変える国の姿
重度の汚染が中国の政府や企業を混乱に陥れている。成長至上主義のツケを、これからどう返していくのか。その深刻さは既に、一国で解決できるレベルを超えた。
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特集 中国汚染パニック
発生源、全土に広がる
中国の環境汚染は今に始まったことではないが、民衆の関心が一気に高まったのは、「PM2.5」の存在が知られるようになってからだ。
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特集 中国汚染パニック
外資にも向かう矛先
中国で自社工場や取引先工場が環境汚染で糾弾されたら──。民衆意識とネット世論の高まりは、企業の隙を見逃しはしない。中国における市民活動家の台頭は、公害克服への光明でもある。
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特集 中国汚染パニック
藁にもすがる庶民
中国の庶民は過酷な環境下での生活を強いられている。藁にもすがる気持ちが非科学的な対策に走らせる。稚拙にも見えるが、本人たちは真剣そのものだ。
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特集 中国汚染パニック
技術だけでは負ける
中国の環境対策に、日本の技術やノウハウは役立つはずだ。だが、今のところ日本企業の存在感は、意外なほど薄い。技術だけでなく、ニーズの的確な把握や人脈など総合力が問われる。
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特集 中国汚染パニック
中国が進む道 日本が照らす道
数km先の東京タワーが霞んで見えない──。今では澄み渡った青空が広がる東京だが、高度経済成長期真っただ中の1960年代は、今の中国と同じようなスモッグに襲われていた。