シリーズ
編集長インタビュー

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三井住友FGの太田純社長に聞く「銀行だけではもう持たない」
コロナ禍は、国内メガバンクをはじめ金融機関の経営もむしばもうとしている。だがこうした国難の今こそ、自らの業態の変革が最も欠かせないと考える。激動下で、再興シナリオと近未来図をどう描くのか聞いた。
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「経営は『生き方』を問え」野中郁次郎・一橋大学名誉教授に聞く
組織の中で知識を創造する理論を生み出した、日本が誇る世界的な経営学者。新型コロナウイルスで先行き不透明な社会では、内在する知を引き出す重要性がより高まる。「どう生きたいか」という目的への共感がイノベーションに導くという。
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オムロン・山田社長「『選択と分散』の時代が来た」
グローバルで事業を展開する企業の経営リスクを新型コロナウイルスがあぶり出した。49歳の若さで社長に就任して10年目を迎えた今、オムロンをどう導こうとしているのか。日本が強く立ち上がるための方策と経営者としての信念を聞いた…
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サイゼリヤ・堀埜社長「出店コストを半減させる」
新型コロナウイルスの流行により、かつてない逆風に外食産業が翻弄されている。低価格イタリアンのメニューや店づくりに科学の視点を持ち込んだ先駆者も苦境に立つ。どう生き抜こうとしているのか、解決策を聞いた。
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リクルート峰岸社長「厳しい時こそ投資する」
米インディード買収でグローバル企業に成長、人材サービスで世界一を目指す。4期連続最高益の快進撃が続いていたが、コロナショックで状況は一変した。ニューノーマルに対して、どう臨むのか。
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日立製作所・東原社長 「心変えねば日立変わらず」
デジタル化を加速し、会社を変える機会としてコロナ禍を捉える日立。真のグローバル企業へ、経営のトップダウンとボトムアップの最適なバランスも探る。「利他」の精神を重んじる経営者が目指す日立の姿は。(聞き手は 本誌編集長 東 …
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三井物産・安永社長 「試練が次の成長を生む」
「32人抜き」で社長に就任して5年が過ぎ、総仕上げの時期にコロナ禍が襲った。移動が制限され自国第一主義が広がっても、パートナーとの信頼関係は揺るがないと説く。新たな価値をどう生み続けるか。次の時代の商社の役割を聞いた。
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日本政府観光局・清野理事長「求められる時への備えを」
新型コロナウイルスの影響で4月以降の訪日外国人客は激減している。観光業を経済のけん引役にする順調な歩みが止まり、描いていた成長シナリオも白紙となった。コロナ後に向けて日本が観光立国をつくり直すための戦略を聞いた。
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Jリーグ・村井チェアマン、再開は中断より難しい
新型コロナウイルスに対応し、いち早く中断したJリーグの試合が順次再開している。経営に打撃を受ける56クラブを束ね、未曽有の危機を乗り切るためにあらゆる手段を尽くす。リクルートから転じ、リーグをよみがえらせた手腕でコロナに…
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「インテリジェンスを備えよ」三菱商事・垣内社長
コロナ禍は、グローバリゼーションに依拠する総合商社のビジネスを大きく揺さぶる。早まった時計の針が直面している課題を鮮明にあぶり出し、事業モデルの変革をさらに急ぐ。蓄積されたインテリジェンスを生かし産業の“本山”として成長…
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「ビールの時代が再来する」サッポロホールディングス・尾賀社長
コロナ禍で業務用ビールの販売が激減し、経験したことのない試練に直面しているサッポロホールディングス。地道にブランドを育て、若者の支持を集めるなど結果は出ていた。今、地力が問われている。個性的だが収益力で劣っていた業界4番…
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自前主義では勝てない アステラス製薬・安川社長CEO
山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し、アステラス製薬が誕生して15年。医薬品はグローバルな開発競争が激しくなり、技術進歩のスピードも速まっている。今何を目指し、どう変わろうとしているのか。
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「過去の吉野家とは決別する」吉野家ホールディングス・河村社長
「ミスター牛丼」と呼ばれた安部修仁現会長の後継として43歳で社長に就任して8年。2019年2月期の最終赤字を脱し、前期は「超特盛」などがヒットして復活を印象付けた。吉野家ホールディングスはこれからどこに向かうのか。河村泰…
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「あるはずない」が起きた スカイマーク佐山会長
新型コロナウイルスの感染拡大で激震に揺れる航空業界。順調に再建が進んできたかに見えたスカイマークに再び暗雲が垂れ込めてきた。危機をどう乗り切るのか、その後の業界はどうあるべきか。
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在宅だけでは組織は動かず、GMOインターネット社長
27歳で起業した事業会社は連結売上高2000億円規模のグループに育った。コロナ危機を目の当たりにしてグループをいち早く在宅勤務に移し、働き方改革の指揮を執る。その先に見据える会社組織の未来像、これからの取り組みを、GMO…
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ルネサス柴田社長「縮みっぱなしから抜け出す」
新型コロナウイルスが供給網の寸断と需要の蒸発という難題を産業界に投げかける。「産業のコメ」とされる半導体のルネサスエレクトロニクスは影響を強く受ける一社だ。政府系ファンドから転じた柴田氏はルネサスをどう導くのか。
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くら寿司・田中社長、危機への備えが試されている
回転ずしの店舗に次々にテクノロジーを取り入れ、創業40年で国内500店舗に成長させたくら寿司の田中邦彦社長。外食業界がコロナショックで瀕死のダメージを受けるなか、かねて危機に備えてきたという。自動化の先駆者にコロナ後の業…
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ANAホールディングス片野坂社長「社会のために生き残る」
感染拡大が続く新型コロナウイルスは航空業界にも大きな打撃を与えている。国内最大手のANAホールディングスも例外ではなく、年間1兆円もの減収の可能性もある。かつてない危機をどう乗り切るのか。
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カルビー・伊藤社長、新型コロナを変革の好機に
働き方改革で先手を打ってきたカルビーだが、コロナショックを受けて見直しに着手する。ジャガイモを経営の軸に据えて農業の現場まで入り込み、流通を一手に握ろうとしている。松本晃氏が退任して2年。カリスマ後の経営のかじ取りを伊藤…
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オライリー教授「変化の時代、両利きの経営を」
既存事業を維持しながら、変化に対応した新規事業を起こす「両利きの経営」を提唱する米スタンフォード大学経営大学院教授のチャールズ・オライリー氏。成功を重ね、成熟している大企業こそが、生き残るために求められる課題だろう。明日…