シリーズ
編集長インタビュー

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「殻を破る」営業改革
証券業界の雄が最大の武器である営業のあり方を転換しようとしている。売り手の論理から顧客ニーズ優先へ。営業畑のトップが陣頭指揮を執る。中国などアジア市場でも足場を固め、将来のビジネスチャンスを待ち受ける。
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自動化建機で世界を開拓
新興国の成長鈍化という逆風下でも、2015年度に営業利益率20%を目指す。人材育成と技術開発に集中投資し、自動運転の建機などで差異化を図る。現場社員のアイデアを集積させ、購入電力9割を減らした新工場を稼働させる。
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外交の“綾”を先人に学べ
構想45年という大著『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』を昨年に上梓した。希代の作家は、最近のリーダーの器を嘆き、寛容なき社会に警鐘を鳴らす。日本が再び立ち上がろうとする今こそ、歴史上のリーダーに学ぶ必要がある。
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新型コンビニをアジアへ
1年4カ月前に受け取った、コンビニ業界3位を率いる経営のバトン。業績は好調ながら、業種を越えた競争の激化や海外展開など課題は多い。手腕が厳しく問われる2年目、商社出身トップは今後の成長戦略をどう描くのか。
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失敗の積み重ねこそ宝
省電力・高効率なモーターを付けたコードレス掃除機など、画期的な商品を開発。失敗を恐れずに新しい技術や発想を取り入れてきた。さらなる成長に向け、研究開発費を倍増させるなどの施策を打ち出す。
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「研究開発型」SPA目指す
軽いフレームのメガネやパソコン用、花粉症対策用のメガネで急成長を続けてきた。だが、直近7カ月の既存店売上高は一転して前年同月を下回っている。現場力を高め、ブランドを再構築して新たな成長を目指す。
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革新こそ企業のハートだ
リーマンショックまで76年連続で増収を記録したエクセレントカンパニー。M&A(合併・買収)を繰り返し、現在は医薬品・医療機器まで幅広く手掛ける。自社の「ハート」だというイノベーションを磨き上げる、その手法とは。
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強みの強化が成長を促す
分社化を断行し、強き時代のスピードを取り戻しつつある。自社の強みと弱みを冷静に見極め、果敢にIT(情報技術)へ投資する。さらなる成長に向け、5つの施策を打ち出した。
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グーグル恐るるに足らず
「ルンバ」でロボット掃除機市場を切り開いた業界のパイオニア。独自技術に裏打ちされた製品は、テレビ会議など新たな分野でも存在感を放つ。グーグルやアマゾンの参入で激変する環境を、どう勝ち抜くのか。
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いい時こそ、組織を変える
2013年12月期に営業最高益を更新した花王。競合他社に比べて遅れていた海外事業も軌道に乗り始めた。経営陣を大幅に入れ替え、意思決定のスピード向上を図る。
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コトよりヒトで客を誘う
異業種との協業も積極的に展開し、アパレル不況の中で業績を伸ばす。しかしセレクトショップの雄は、現状に満足して立ち止まってはいない。その目線は「モノからコトへ」のさらに先を見据え、手を打ち始めている。
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逆境こそ、我が社の歴史
4四半期連続の減収が続くグリー。この2年間でリストラを進め、ようやく復調の兆しが見え始めた。今夏にはゲーム事業以外にも打って出る。
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狙うは黒髪40億人市場
国内ではにおい対策など絶え間なく市場を創造。海外は“黒髪”のアジア中心に40億人市場を狙う。話題性に富む商品と広告で、未開拓地を切り開く。
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「江戸五輪」を目指せ
東京・歌舞伎座の改修では、伝統と革新を共存させた。「日本は建築で勝とうと思うな」2020年、東京五輪による都市の肥大化に警鐘を鳴らす。
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世界の健康管理を変える
体内のあらゆることを可視化する計測器を開発してきた。創業90年の老舗ながら、食堂事業など新機軸も打ち出し続ける。社内を実験場にしながら、世にない商品・サービス作りに挑む。
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企業こそ、経済の主役
ローソンCEOで、政府の産業競争力会議にも参加。政策決定の中枢で改革の必要性を訴え続ける。消費税率の引き上げや、その後の日本の姿について語った。
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強迫観念のように開発する
医療において欠かせないヘマトロジー(血球計数検査)分野の検査機器でシェア4割。リーマンショックを越えて、12期連続の増収増益を達成した。機械から試薬・サービスへ、ビジネスモデルの大転換を果たしたその極意とは。
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「民高政低」を打破せよ
1980年代から世界の経営論壇をリードしてきた戦略論の第一者。「ポーター賞」の審査を通じて、日本企業の経営を見続けてきた。碩学の目に今の日本と日本企業の姿はどう映っているのか。
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「脱皮できる蛇」になる
巨大なブランドは健在である一方で、陥った大企業病。社長交代後、経営判断を迅速化し、6年ぶり2ケタ成長を遂げた。次のリスクはタブレットがもたらす「ビッグウエーブ」だと言い切る。