シリーズ
編集長インタビュー

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「即断・即決・即実行せよ」 ファーストリテイリング柳井正会長兼社長
世界ナンバーワンアパレルブランドになるべく、海外戦略を一段と加速させる。不確実性が高まる世界で、希代の経営者はどんなかじ取りを考えているのか。柳井氏の考えるリーダーのあるべき姿とは。
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「次はやり抜く人に任せたい」 日本電産会長CEO 永守重信氏
売上高10兆円の目標を掲げ、クルマの電動化の中核になる動力装置で世界のライバルと激しく戦う。一方で、自ら育てた世界一のモーターメーカーの後継者問題は解決できないままだ。それでも「経営者に必要なのは業績向上への覚悟と責任感…
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「タイヤを究めて、突き放す」 ブリヂストンCEO 石橋秀一氏
破綻寸前だった米国子会社で培った危機対応力を武器に再成長へとかじを切る。就任早々、工場の4割閉鎖など痛みを伴う大規模な構造改革を打ち出した。環境が激変するタイヤ業界で盟主の座をどう守るのか。
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独インフィニオンCEO「半導体の投資継続、トップの座堅持」
独インフィニオンは車載用半導体とパワー半導体で世界トップの位置にある。景気後退や地政学リスクなど、事業環境を巡る懸念は尽きない。それでもヨッヘン・ハネベックCEOは「長期の需要増加に応えるため投資を続ける」と前を向く。
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「コメの力を世界に届ける」 亀田製菓CEOのジュネジャ氏
国内米菓No.1シェアを誇る伝統企業のトップにインド人CEOが就いた。既存の米菓事業の深掘りと、次世代に向けた新しい食の形を追求するビジョンを描く。ブランド力や製品を磨き、世界的な食品会社への脱皮を目指す。
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「経済安全保障、海から貢献」 日本郵船長沢仁志社長
好調な海運市況を背景に、最終利益1兆円超えを達成した。ただ、足元では運賃が下落基調。中国の輸送力増強もかく乱要因と警戒する。海運や造船は「日本の経済安全保障上、重要だ」と訴える。
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部品のユニクロを目指す ミネベアミツミの貝沼会長兼社長執行役員
新型コロナウイルス禍を克服し、2022年3月期は連結売上高、営業利益で過去最高を記録。M&A(合併・買収)で取り込んだ事業のシナジーを引き出す、「相合(そうごう)」が原動力だ。強力なリーダーシップの糧となる経営哲学とは。
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大衆迎合から民主主義守る 茂木・令和国民会議共同代表
キッコーマンと和食文化を世界に羽ばたかせただけでなく、日本の経済界をけん引してきた。政治が迷走し、経済成長も停滞する日本の行く末を憂い、再び民間臨調のトップに。国内外で課題が山積する中、どう挑もうというのか。
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稲盛氏なき京セラ 谷本秀夫社長「カリスマの教え、進化させる」
故稲盛和夫氏の創業した京セラを2017年から率いる。売上高は2兆円に迫るが、競合に比べ成長力で物足りなさもある。何を変え、何を残すか。カリスマなき後の経営について語る。
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IBM・クリシュナCEOが語る次の成長「顧客の成功が変革の源」
100年以上の歴史を誇る元祖「米国ITの雄」、IBMが大胆な会社分割に踏み切った。クラウドとAI(人工知能)に専念するが、すでに強豪のいる市場で勝ち残れるのか。分割を主導した本人に真意を聞いた。
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「日本の危機に出番あり」 三菱商事中西勝也社長
商社業界最高となる9000億円超の最終利益を達成した三菱商事の社長に今春、就任した。再生可能エネルギー担当役員として、日本の洋上風力発電の入札「総取り」などに手腕を発揮。国富の流出を防ぎ、日本の競争力を高めたいと熱く語る…
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「外国語、勉強しない未来」ソースネクスト松田憲幸会長兼CEO
携帯翻訳機の「ポケトーク」事業を2月に新会社として分社した。ポケトークは海外で急成長しており、機能拡充も視野に入れる。今後の成長の種は?そして語学学習の未来像とは?
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「人材大再編時代に備えよ」 PwCグループ・モリッツ会長
監査から各種の助言機能まで手掛けるPwCグループを2016年から率いる。デジタルなど新領域に対応するため、世界で大規模な人材採用と再教育を進める。事業環境の急激な変化は「日本企業にもチャンス」と説く。
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成熟市場こそ成長思考で P&Gジャパン・ベセラ社長
少子高齢化が進み、伸びしろが少ない成熟市場だと目される日本で、成長型思考を貫く。日本法人を率いて7年、米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の存在感を高めてきた。革新的な商品の投入で、「まだまだ成長できる」と断言する…
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「脱・金融」に勝機あり 三井住友フィナンシャルグループ太田社長
デジタル化の波と異業種からの攻勢は、歴史あるメガバンクグループにも変容を強く迫る。築いてきたビジネスを果敢にはみ出してこそ、確かな飛躍を手繰り寄せられる。「将来も銀行である必要はない」と言い切る成長戦略を聞いた。
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東芝・島田社長の覚悟 「結果示し、混迷から脱却する」
「株式の非上場化」を視野に入れ、会社再編案の検討が大詰めに近づいてきた東芝。物言う株主(アクティビスト)と長期保有する投資家の利害が対立し、難しい局面にある。“板挟み”を宿命づけられた東芝社長は、「直球」で勝負に挑む。
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島田NTT社長 世界で仲間づくり、技術で復権
NTTが国内外で、大胆なグループ再編を進めている。重複した事業の無駄を省き、収益力を向上させる。革新的な通信技術も開発し、目指すのは世界での復権だ。
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「CEOよ、変革の旗手たれ」 BCGのシュバイツァーCEO
戦略コンサルティング会社のパイオニアとして、世界に90拠点以上のネットワークを持つ。ビジネスや社会のリーダーとともに戦略を練る「参謀」のトップは今、世界をどう見るのか。DXや脱炭素でビジネスリーダーが変革の旗手になるべき…
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電事連の池辺会長「電力有事への対応、現実解は原発にあり」
ウクライナ危機などを受けてエネルギー業界が危機に直面している。燃料が高騰している上、供給力が足りておらず冬場の停電リスクを抱えている。有事が長びく恐れもある中で、日本が進むべき道を聞いた。
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ポーラ及川社長 女性活用の地平を開く
2020年1月にポーラ初の女性社長に就任後、すぐに新型コロナウイルス禍に見舞われた。厳しい環境下で基幹ブランドの刷新を成功させ、次は海外売上比率50%を目指して奮闘する。「一生働く」と決め、女性活用のモデルとなったリーダ…