「日経ビジネス」総編集長によるキーパーソンへのインタビュー。旬の話題を斬り込みます。週刊誌『日経ビジネス』に掲載しています
シリーズ
編集長インタビュー

409回
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Visaのケリー会長に聞く決済の未来「世界はもっと小さくなる」
2016年から米Visaのトップとして、世界の決済ネットワークの構築・発展をけん引してきた。日本のキャッシュレス決済市場は「まだまだ伸びしろがある」と非常に楽観的にみている。決済市場の進化を通じて、世界をより小さくしてい…
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USJ再建した刀・森岡氏が語る 2025年沖縄パーク開業の次
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を復活させたマーケティングのプロ。今度は沖縄で、2025年に新たなテーマパークを開業させる。さらにその目線の先にあるものとは。
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SUBARU中村社長『EVに勝算、「らしさ」を磨く』
車の走行性能への評価が高く、国内外に熱烈なファンがいるSUBARU(スバル)。そんなエンジンの“申し子”が、2500億円もの電気自動車(EV)関連投資を決めた。EV大競争にどんな戦略で挑むのか、トップに直撃した。
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KDDI髙橋社長「つなぐチカラを持つ通信、使命を再認識」
2022年夏に大規模な障害に見舞われたKDDI。業界横断で対策に動いている。「5G」を中心に据えて収益基盤を固め、金融や仮想現実などに力を注ぐ。環境が激変するなか、通信業界の新たな役割とは。
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富士通の時田隆仁社長 DXの黒子へ、まず人材改革
DX(デジタルトランスフォーメーション)を支える企業への変身を宣言してきた。伝統的なITベンダーからの脱却を目指すが、道半ばだ。会社が変わる原動力は人だと強調、その力を引き出す改革を進める。
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丸紅柿木社長 慎重と果敢、相反に挑む
2023年3月期の最終利益は5300億円と史上最高益を見込む。リストラを断行し、社長就任直後に計上した3年前の過去最大の赤字からV字回復を成し遂げた。先を行く商社3強の背中はまだ遠い。丸紅らしさをどう発揮するのか。
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「脱炭素」で人を育てる 出光興産社長 木藤俊一氏
「石油需要は2050年までに8割減る」。危機的なシナリオを前に、事業を抜本的に変える。石油精製能力の削減、低炭素ソリューションの開発、ガソリンスタンドの「よろず屋」化──。脱炭素は逆風ではなく、企業を強くするチャンスと説…
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「店舗はメディアに進化する」 ファミリーマート細見研介社長
新型コロナウイルス禍を受けた巣ごもり需要で「ラストワンマイル」競争が進むコンビニ業界。競合2社が商品の宅配サービスを強化する中、ファミリーマートは独り別の路線を突き進む。リアル店舗の「メディア化」だ。目指すコンビニの未来…
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千代田化工・榊田社長「LNGと水素、両立する社会に」
千代田化工建設は三菱商事と三菱UFJ銀行から4年前に財務支援を受け、再出発した。再生計画に取り組む榊田雅和社長は、採算性の改善や新技術普及に手応えを感じている。世界のエネルギートランジション(移行)に果たせる役割は大きい…
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星野リゾート星野代表 温泉旅館で米本土に進出
明るさ戻ってきた観光業だが、その先には人口減少という重い課題が待ち構える。星野リゾートは海外進出を加速。「円だけでなくドルやユーロでも稼ぐ」会社への脱皮を図る。米国の進出地を1年以内に決定し、温泉旅館を開業する計画だ。
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「即断・即決・即実行せよ」 ファーストリテイリング柳井正会長兼社長
世界ナンバーワンアパレルブランドになるべく、海外戦略を一段と加速させる。不確実性が高まる世界で、希代の経営者はどんなかじ取りを考えているのか。柳井氏の考えるリーダーのあるべき姿とは。
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「次はやり抜く人に任せたい」 日本電産会長CEO 永守重信氏
売上高10兆円の目標を掲げ、クルマの電動化の中核になる動力装置で世界のライバルと激しく戦う。一方で、自ら育てた世界一のモーターメーカーの後継者問題は解決できないままだ。それでも「経営者に必要なのは業績向上への覚悟と責任感…
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「タイヤを究めて、突き放す」 ブリヂストンCEO 石橋秀一氏
破綻寸前だった米国子会社で培った危機対応力を武器に再成長へとかじを切る。就任早々、工場の4割閉鎖など痛みを伴う大規模な構造改革を打ち出した。環境が激変するタイヤ業界で盟主の座をどう守るのか。
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独インフィニオンCEO「半導体の投資継続、トップの座堅持」
独インフィニオンは車載用半導体とパワー半導体で世界トップの位置にある。景気後退や地政学リスクなど、事業環境を巡る懸念は尽きない。それでもヨッヘン・ハネベックCEOは「長期の需要増加に応えるため投資を続ける」と前を向く。
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「コメの力を世界に届ける」 亀田製菓CEOのジュネジャ氏
国内米菓No.1シェアを誇る伝統企業のトップにインド人CEOが就いた。既存の米菓事業の深掘りと、次世代に向けた新しい食の形を追求するビジョンを描く。ブランド力や製品を磨き、世界的な食品会社への脱皮を目指す。
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「経済安全保障、海から貢献」 日本郵船長沢仁志社長
好調な海運市況を背景に、最終利益1兆円超えを達成した。ただ、足元では運賃が下落基調。中国の輸送力増強もかく乱要因と警戒する。海運や造船は「日本の経済安全保障上、重要だ」と訴える。
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部品のユニクロを目指す ミネベアミツミの貝沼会長兼社長執行役員
新型コロナウイルス禍を克服し、2022年3月期は連結売上高、営業利益で過去最高を記録。M&A(合併・買収)で取り込んだ事業のシナジーを引き出す、「相合(そうごう)」が原動力だ。強力なリーダーシップの糧となる経営哲学とは。
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大衆迎合から民主主義守る 茂木・令和国民会議共同代表
キッコーマンと和食文化を世界に羽ばたかせただけでなく、日本の経済界をけん引してきた。政治が迷走し、経済成長も停滞する日本の行く末を憂い、再び民間臨調のトップに。国内外で課題が山積する中、どう挑もうというのか。
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稲盛氏なき京セラ 谷本秀夫社長「カリスマの教え、進化させる」
故稲盛和夫氏の創業した京セラを2017年から率いる。売上高は2兆円に迫るが、競合に比べ成長力で物足りなさもある。何を変え、何を残すか。カリスマなき後の経営について語る。
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IBM・クリシュナCEOが語る次の成長「顧客の成功が変革の源」
100年以上の歴史を誇る元祖「米国ITの雄」、IBMが大胆な会社分割に踏み切った。クラウドとAI(人工知能)に専念するが、すでに強豪のいる市場で勝ち残れるのか。分割を主導した本人に真意を聞いた。
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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