なぜあの会社は強いのか――。企業規模を問わず、大企業、中堅・中小企業、スタートアップまで注目企業の戦略・戦術にフォーカスし、その強さの秘密を徹底的に掘り下げます。日経ビジネスの専門記者が取材して執筆します。
シリーズ
戦略フォーカス

366回
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Sanu、自然を満喫できる手ごろな別荘体験に大反響
月額5万5000円から自然の中の別荘を利用できるサービスが、ウェイティングを集める人気に。法人向けサービスもスタート。環境保全にも配慮しながら拠点を増設し、事業の拡大を目指す。
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富澤商店、製菓・製パン用材料の老舗が変貌 「全方位」で攻める
製菓や製パンの材料を扱う老舗の富澤商店が、新たな一手を次々と繰り出している。積極的な出店に加え、SNSでの発信を強化し、オンラインショップもてこ入れした。さらに新工場を建設し、ベトナムの企業を買収。まさに「全方位」で攻め…
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逆オークションで再生エネルギー調達 脱炭素目指す自治体が続々導入
脱炭素化が必須とされる中、電力の調達コストは抑えつつ、再生可能エネルギー比率を上げたい。こんな企業や自治体のニーズに応えるリバースオークションサービスが注目を集めている。
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SWCC(旧昭和電線HD)、ROIC使い大胆改革 古い体質と決別
5年前に就任した長谷川隆代社長が、長年続いた赤字すれすれの低収益体質の脱却に大なたを振るっている。ROIC(投下資本利益率)を物差しに、子会社の統合や事業売却などを通じて非効率な事業構造を転換する。一方、再生可能エネルギ…
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アルコニックス、町工場を束ねる異色の商社
非鉄金属商社で東証プライム上場のアルコニックスは、日本電産に引けを取らないM&A(合併・買収)巧者だ。金属加工会社を中心に、2022年までの13年間で14社を完全子会社化したが減損損失の計上は一度もない。買収先の企業価値…
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クラウドワークス、目指すは自由な働き方の「インフラ」
ネット上で仕事の発注者と受注者をつなぐクラウドソーシングのプラットフォームで国内最大級。副業を推奨する動きが追い風となり、売上高は3年で約2倍と急成長を遂げる。
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「誰でも熟練工」時代を開くアマダ モノづくりとデジタル融合
板金加工機世界大手のアマダが、モノづくりとデジタル技術の融合を推し進めている。約250億円を投じて金属加工のイノベーション(技術革新)拠点をこのほど新設した。「誰でも熟練技能者になれる」時代を切り開く先導役となり顧客を囲…
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複雑な採用チャネルを一元管理、多忙な人事担当者をサポート
優秀な人材を確保しようと、採用活動は複雑化・多様化の一途をたどり、採用担当者は多忙を極める。顧客情報管理から着想を得た新たな採用管理システムが、現場の救世主として注目を浴びている。
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熱中症や注意力低下を予知、現場で働く作業者の安全をAIで守る
デジタル技術を活用し、製造・建設現場での事故を未然に防ぐ。祖業のIoT関連技術を生かし、ハード依存型のビジネスモデルからの転換に挑む。
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経営危機を克服、機能性食品開発に欠かせない存在に
睡眠の質が高まるドリンク、脂肪の燃焼を高めるゼリーなど機能性のある食品が人気を博している。70年以上のノウハウで植物にどんな機能があるかを分析。製品開発の陰の立役者として活躍する。
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ロート製薬の人本主義経営 「社員が成長すれば会社も成長する」
医薬品から化粧品事業への拡大で、この20年間で売上高を約4倍に増やした。社員の副業・兼業など、挑戦と自己実現を重視する独自の「人本主義経営」が支えた。「社員が成長すれば会社も成長する」という共成長を指針にする。
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日本ガイシ、NAS電池普及へ電力小売事業者に変身
セラミックスを電解質に使う蓄電池「NAS電池」を手掛ける日本ガイシが、電力小売事業者に変身を遂げている。同電池は2000年代に大容量、長寿命の「新電源」として注目されたが、原発再稼働の遅れから需要が急減した。モノ売りでは…
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不用品情報中心に「地元の掲示板」を運営。目指すは互助社会
町の掲示板のように、不用品やイベントなど地域の情報を集めたポータルサイトでユーザーを集める。広告を活用し、ユーザーの負担を抑えて地元の情報を載せる仕組みを目指す。
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あいおいニッセイ同和損保、データで開く「脱保険」の道
走行データを活用するテレマティクス保険で得た情報を、路面状況の把握など多方面に活用する。同分野で先行する英国企業の買収の陰の立役者が社長に就任し、地域課題の解決につながるサービス開発が進む。主力の自動車保険や火災保険の先…
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住宅ローン比較をAIで支援 米国並みに自由に選ぶ社会目指す
米国では住宅ローンを消費者が自由に選び、借り換えるのが当たり前。しかし日本では……。そんな現状を変えようと、AIを駆使して住宅ローン選びを手助けするサービスが急成長している。
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再生繊維、消費者巻き込め
使用済みペットボトルから生産する東レの繊維「&+(アンドプラス)」を採用するアパレル・小売りが増えている。東レはBtoB(企業間取引)が主体だが、衣料品を購入する消費者の共感を呼ぶマーケティングをテコ入れ。環境への配慮だ…
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ドラレコでシェア3位 ユピテルの「小よく大を制す」先回り経営
後発ながらカーナビ市場の一角を崩すと、今度はドライブレコーダーで先行して新市場を切り開く。大手を相手に国内3位のシェアを握るが、将来の市場変化を見越しコンテンツにも力を入れる。
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ソーシャルインテリア 高級家具を定額で手軽に
家電や家具をサブスクリプション(定額課金)で貸し出し、まずは「利用」を提案する。デザイン家具など高品質な製品を長く使う仕組みを作り、循環型社会を目指す。
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“豆腐テック”は進化の途上
ハイテクで伝統食をつくる。食品業界でも指折りのスマート工場を持つ豆腐メーカーが徳島県にある。豆腐を製造する設備はもちろん、AI(人工知能)を導入した自動検品システムまで自前で構築してしまう。高い技術力を強みに商品を進化さ…
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消える豆腐屋を救え 「ザクとうふ」の相模屋食料、再編を先導
江戸時代に庶民へ広がり、長く日本の食を支えてきた「豆腐」。だが業界は薄利多売で苦しんでいる。縮小が続く豆腐業界を救うため、トップ企業が自ら変革を起こそうとしている。
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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