戦後復興と高度成長を支えた輝かしい言葉、メード・イン・ジャパン。かつて「粗悪品」の代名詞だったそれを、先人たちは「高品質」を表す言葉に塗り替えた。日本で、日本人が生み出すからこそ、実現できる価値があると信じてきた。だが、経済が国境を容易に越えていく今、「日本」へのこだわりと過度の矜持は、ただ感傷的な懐古と驕慢を呼ぶにすぎない。攻めの2014年、今こそ世界に経営を開こう。世界中の人や組織が、「日本と共に」価値を生む。私たちはこれから、この3語をこそ誇りたい。メード・ウィズ・ジャパン。

(香港支局 池田 信太朗、白壁 達久、西 雄大、佐藤 浩実)
(デザイン:谷口 宏佳)

CONTENTS

気がつけばメード・ウィズ・ジャパン
さらば、自前主義

「メード・イン」を捨てて見える光景
照準は50億中間層

日本的経営を再点検
「諦め」で強くなる

買われた家電店 残ったのは矜持

今後10年 成長の条件
経営の「開国宣言」

日経ビジネス2014年1月13日号 22~23ページより目次