“猫の目政策”と決別を

「コメ改革、“3度目の正直”の行方」(11/18号)

 農家出身の私は大きな関心を持って読み、今度こそころころと方針が変わる「猫の目政策」をやめてもらいたいと思った。

 和食は、中国を含む世界でブームになっている。富裕層は好んで日本の安全で美味なコメを買い求めており、中国がTPP(環太平洋経済連携協定)に参加すれば、低所得者も安全な日本のコメを買い求めると思われる。13億人もの人口を抱える中国は、有望なコメの輸出先となる。

 一方で、農協が恐れる米国カリフォルニア米は、水不足によって輸出余力がないと言われており、石油ショックの時に輸入されたコメは味の面で不評であった。中国では、コメのカドミウム汚染の問題も指摘されている。

 日本人はたとえ安くても、まずくて健康を損なう可能性のあるコメを買わない。後継者問題に関しては、小・中・高校生に田植えや稲刈りの実習をさせ、農業を体験させることも有用だと考える。

渋沢 郁雄(東京都、無職、79歳)

編集部から

 「強い農業」の実現には、野菜・果樹など既に生産性が高い分野だけでなく、コメの競争力強化が欠かせません。中国などへの輸出拡大に向けて、コストの引き下げやマーケティング戦略の強化、さらには「非関税障壁」をなくすためのルール作りが重要になります。

安藤 毅

日系人ネットワークの重要性

「日系アメリカ人という資産」(11/18号、11/25号)

 小生の友人で米国在住の日本人は、最近の若い日系人が嫌日になっている傾向を懸念している。日系人ではなく、アジアンアメリカンだと言っているようだ。日本はその重要な身内すらも遠ざけていることを自覚すべきではないだろうか。

匿名希望(神奈川県、会社員、57歳)

編集部から

 ご指摘の通り、日系人ネットワークの重要性に日本全体がもっと目を向ける必要があると感じます。流行の「グローバル人材」育成も大事ですが、米国など世界各地に広がる日系人社会とのつながりを忘れてはなりません。

細田 孝宏

通信会社、私鉄に学ぶ?

「ドコモ、『全方位』買収の勝算」(11/4号)

 私鉄と同じ戦略ではないか、と感じた。「レール=通信網」という考え方はできないだろうか。NTTドコモは、異業種の知恵を借りたような気がする。

照屋 哲男(大阪府、大学講師、63歳)

編集部から

 鉄道会社と通信会社には、トラフィックの運び手という共通点があります。ただ定額制が定着した携帯電話業界は通信量を増やしても収益を最大化しにくい時代を迎えているようです。

白石 武志

日経ビジネス2014年1月6日号 116ページより目次

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