血縁、地縁が薄まる中、災害時はもちろん日常的にも助け合う新しい交友関係が各地で広がる。



竜巻、台風などの飛来物によるガラスの貫通、飛散を塗るだけで防止する塗料が注目を集める。



猛暑で熱中症が多発し、経口補水液など“機能性水”で様々な製品が売れ行きを伸ばす。



2014年も間違いなく続く日本列島の亜熱帯化。その結果、湿度が高まれば、四六時中、メガネの曇りに悩まされる人が増えかねない。その点、愛眼が発売する新型眼鏡「FORゆ(YOU)」は、湯気に対して曇らないのが特徴。熱にも強く、踏んでも壊れない硬質プラスチック製で、金属を一切使わないため、さびる心配もない。現在は入浴用のみだが、将来は風雨対応製品を開発する計画。



都市部を中心に、男のオシャレ雨具が脚光を浴びそうだ。中でも、スーツを着る会社員の支持を集めそうなのがレインブーツ。女性にとっては欠かせないアイテムだが、男性は天候にかかわらず革靴を履くのが常識とされていた。防水スプレーをしてしのいできた人も多いが、2014年も頻発が予想されるゲリラ豪雨の前ではひとたまりもない。 三陽商会が展開するマッキントッシュ フィロソフィーの「サイドゴアレインブーツ」は、本格的なレザーの風合いを再現していることが特徴だ。



2013年は伊豆大島をはじめ全国で多発した土砂災害。その根本的原因は森林管理の不備にあるという声は多い。2014年も土砂災害が発生する確率は高く、林業の重要性に注目が集まる。そこで需要が伸びそうなのが林業用機械。農業機械メーカーの筑水キャニコムが発売する「やまびこ」はその1つ。勾配がきつく旋回するスペースがない道でも、安全に木材を運搬できる。



外出時にマスクを着けるだけではなく、自宅の換気口にも専用のフィルターをつける家庭が増える。



微小粒子状物質「PM2.5」は怖いが、走りたい。そんなニーズに応え、呼吸しやすい高機能品が売れる。



被害額が年200億円以上に上るとされる鳥獣による農作物荒らしは、日本全国の農村地帯の課題。だが、有害鳥獣に対抗する銃狩猟者は年々減り続けている。 そこで2013年11月に開講したのがハンター養成講座「ハンティングスクール in 花巻」。岩手県花巻市の花巻市射撃場・施設管理総合支援機構(藤沼弘文理事長)が主催した。高齢化や銃管理の規制強化により、銃狩猟者が減少し続けていることに対応。養成学校の開催によって、銃狩猟者を増やすのが狙いだ。



中国で社会問題となっているPM2.5。直径2.5マイクロメートル(マイクロは100万の1)以下の微粒子でその小ささから肺の奥まで入り込むため、高い発ガンリスクが指摘されている。現地での汚染ぶりは今も深刻度を極めており、2014年は日本でも防衛に走る人が増えそうだ。そこで流行しそうなのが個人でも手が届くハンディタイプのPM2.5測定器だ。既に、学校関係、幼稚園、地方自治体、地域の自治会、医療法人などからの引き合いが強いという。



本来、日本には存在しない外来種。ペットや、害虫の撲滅対策として持ち込まれ、その後、放置されるなどして繁殖した。そこで環境省は2014年中に、生態系を乱す危険性のある生物をリストアップする外来種ブラックリスト(仮称)を作成予定。おのずと駆除ビジネスが盛んになりそうだ。写真は琵琶湖などでの繁殖が問題になっている外来魚の代表例、ブラックバス。



有害鳥獣対策として、鳥獣を捕獲し「健康に良いジビエ食材」として売り出す業者が増える。


(写真:スタジオキャスパー[36、37、38、40、41]、共同通信[44])

日経ビジネス2013年12月30日号 36~37ページより

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