ユーロ危機で揺れた欧州で、ドイツの強さが際立っている。長く低迷した「欧州の病人」は、今や世界一の経常黒字国となった。フォルクスワーゲンは新しいクルマの開発手法で主導権を握り、高級車市場ではBMWやメルセデス・ベンツなどが他社を圧倒する。政治も企業も、共通するのは長期的な視点と、ブレずにやり抜く力。日本にとって、ドイツは多くの分野で競い合う「最強のライバル」だ。現地取材を通じ、その強さの秘密を探った。

(ロンドン支局 大竹 剛)
出所:国際通貨基金(IMF)、米中央情報局(CIA)

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不屈の「メルケル」と「ゴルフ」

VW、トヨタへの挑戦状
ルールを変える執念

すべてはブランドのため
無音工場の深謀

学ぶべき3つの流儀
「日本の逆」が生む革新

独り勝ちの代償
メルケルの試練

日経ビジネス2013年12月23日号 26~27ページより目次