シリーズ
往復書簡

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往復書簡
少子高齢化の進展とともに、多くの人が100歳まで生きる時代が目前になってきていることは、既に報道などを通じて知っていたが、今回の特集記事でも指摘している通り、今後社会は多くの問題点に直面することになるだろう。
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往復書簡
最近の若者は忘年会にも新年会にも、参加したがらない。地方の衰退と外食産業の疲弊が垣間見えた気がしてならない。多様化する価値観に対し、「おもてなし」の形を変えていくことの難しさがうかがえる。
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知り合いの大工にこんな話を聞いた。「ある大工がハウスメーカーの仕事を請け負った。彼は喫煙者で、仕事の合間にたばこを吸っていた。その結果、完成した家がたばこ臭くなり、ハウスメーカーは家主から『こんな家では子どもを生活させら…
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特集記事中の「米国自動車初期品質調査」を見て愕然とした。日本は追いかける立場から、追われる立場に変わり、品質は過剰と言われるようになった。しかし、先の調査結果を見ると、過去の話になったようだ。
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往復書簡
時代が変わっても「家族=血縁」が主流なのは変わらない。しかし、「幸せも家族も多様化」の時代がやって来ていると感じている。
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往復書簡
家族が時代と共に変わっていくのは自然な流れだと思うが、100%そうかと問われると迷ってしまう。家族だけは不変のものと思いたい。ただ、事実として日本では高齢者や一人暮らしが増えているし、親族と疎遠になっている人も多い。
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2017年は多くの企業で不正が発覚した。しかし、発覚から公表までの遅さやルール順守への意識の低さが目立ち、会見内容は納得できる水準ではなかった。問題をどう改善するのか、根本的な企業の姿勢が示されていない。
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仏系企業の日本支社に勤めており、日常的に英語を使って仕事をしている。相手も英語を母国語としないケースが多く、互いに「外国語としての英語」をコミュニケーション手段としている。
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先日訪れたレンタルビデオ店には店員がほとんどおらず、たくさんのセルフレジが稼働していた。セルフレジ導入の背景には、映像や音楽がインターネットでダウンロードできるようになったこと、人手不足で募集しても店員が集まらないことが…
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老後と農業を絡める視点は面白いと思った。しかし、老後に農業を始める人は、あくまでも趣味の一つとして知り合いに収穫物をあげる程度の人も多い。農業をするには技術と土地・設備が必要となり準備期間も長いため、年齢的な限界もあるか…
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往復書簡
半世紀近くも昔に学んだピーター・F・ドラッカーが今も生きている。11月13日号の「有訓無訓」で目にとまった。ドラッカーの経営理論は経営手法ではなく、人と組織に視点を置き、倫理観と責任感のあるマネジャーが組織を率いるべきだ…
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往復書簡
私の親戚にコンビニエンスストア店舗を経営し、店長として働いている人がいるので、以前に聞いた話を思い出した。業界内の激しい競争から営業時間が延び、アルバイトの手が足りない時は、店長自らがその穴を埋めなければならない。
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往復書簡
コンビニエンスストアは、便利さの追求、商品のグレードアップによる差別化や銀行・配送窓口、チケット入手など付加価値を拡大して発展し続けてきた。これからは何を目指すのか。AI(人工知能)の導入による発注や人の作業の軽減、さら…
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「投資はやってみたいが資金がない」という同年代が多い。確かに20代の給与は少ないが、少額だが貯金もある。
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最新調理家電では、温度や時間を精緻に制御する「味覚のデジタル化」が進められていることに大変驚いた。その一方で、和食文化が危機にあるとも感じられた。
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自動車メーカーで、新型車の型式認定業務や完成車検査ラインでの業務に携わっていた。「完成検査はそれほど高い技能を必要とするとは思えない。品質そのものには問題がないだろう」。記事中の部品メーカーのこの言葉に強い憤りを感じた。…
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往復書簡
料理が苦手な人でも失敗せずにおいしいものを作れる、それどころかプロ並みの料理を作ることができる。そんな魔法のような調理家電を米シリコンバレーで開発中であることを知り、驚いた。料理の世界は、今まで感覚を頼りにしたほぼアナロ…
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往復書簡
中核都市に住んでいるが、タクシー代の高騰も夜外出しなくなった理由になっている。以前は週末時間を気にせず、仲間と酒を楽しんでいた。タクシー代の高騰で、深酔いする前に地下鉄での帰宅か、午後10時前に自宅に着くようにタクシーを…
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往復書簡
銀行も生き残りを懸け、一部で先進的な取り組みを始めたようだ。しかし保守的で挑戦をしない企業文化の彼らが、本当に道を切り開けるのか疑問だ。私は50行以上の地方銀行と長年お付き合いしているが、彼らの忠誠心や実務能力の高さに感…
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往復書簡
長年、金融機関に身を置いた者として、特集を内心じくじたる思いで読んだ。確かに、自由金利、直接金融並びにグローバル社会へと世の中が変わってきており、企業の需要も大きく変貌している。金融機関のビジネスモデルも変化してきている…