2013年12月23日号
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特集 強さの秘密 ドイツ
不屈の「メルケル」と「ゴルフ」
今、日本がベンチマークの対象とすべき国はどこか。その答えを1つ挙げるなら、間違いなくドイツだ。「メルケル」と「ゴルフ」。その理由は両者の存在に凝縮される。
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特集 強さの秘密 ドイツ
ルールを変える執念
フォルクスワーゲンがクルマ作りに「第4の波」を起こそうとしている。トヨタ自動車を抜き、競争のルールを変えるため周到に準備してきたモジュール戦略。開発担当のキーパーソンたちが、その核心を明かす。
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特集 強さの秘密 ドイツ
無音工場の深謀
高級車の市場では、ドイツのプレミアムブランドが世界を席巻している。最大手BMWは、EV(電気自動車)の「i3」で、素材から生産工程までを見直した。ドイツ勢の強さを支えるのは、ブランド価値を最優先する一貫した姿勢だ。
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特集 強さの秘密 ドイツ
パワーと環境を融合
満を持してEV(電気自動車)に参入し、新たなブランド「BMWi」を作った理由とは。「プレミアム」を支える技術革新の背景には、安定株主の存在がある。主に生産畑を歩んできた技術者出身のノーベルト・ライトホファー社長に聞いた。
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特集 強さの秘密 ドイツ
「日本の逆」が生む革新
様々な革新を生むドイツ企業の強さの秘密は、3つの共通点に集約できる。「自主独立」の提案力、モノ作りの「全体最適」、「脱・タコツボ」の産官学連携だ。ドイツ流イノベーションの神髄を、ボッシュ、DMG森精機、フラウンホーファーに学ぶ。
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特集 強さの秘密 ドイツ
サッカーと企業、強さの共通点
今年5月、欧州のクラブチームが戦う「UEFAチャンピオンズリーグ」で、ドイツのバイエルン・ミュンヘンが12年ぶりに優勝した。英アーセナルやスペインのバルセロナなどの強豪を下して到達した決勝の相手は、同じドイツのボルシア・ドルトムント。ドイツサッカーの黄金期到来を世界に印象づけた。
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特集 強さの秘密 ドイツ
毎日特許19件の理由
トヨタ自動車を上回る国際特許の申請数を誇るロバート・ボッシュ。そのイノベーションへの執念はどこから生じ、何がそれを可能にしているのか。研究開発部門のトップを兼ねるデナー社長にその理由を聞いた。
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特集 強さの秘密 ドイツ
地域に根ざし高収益
ドイツ語で「ミッテルシュタント」と呼ばれる中小企業は「経済の屋台骨」と言われ、ポジティブな響きがある。非上場の家族経営で歴史が長く、地方に拠点があり地元の雇用を重視する。
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特集 強さの秘密 ドイツ
メルケルの試練
絶大な人気を誇り3期目に突入するメルケル首相に、最大の試練が訪れている。国内では格差拡大への対処を迫られ、海外からは「独り勝ち」批判が強まっている。内憂外患への舵取りは、欧州連合(EU)の将来を左右する。
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特集 強さの秘密 ドイツ
電力価格上昇に産業界は猛反発
メルケルが直面するもう1つの課題。それが、再生可能エネルギーで発電した電力の固定価格買い取り制度にある。日本も導入した、「FIT(フィード・イン・タリフ)」だ。
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特集 いちょう団地に学ぶ日本再生策
超国際タウン いちょう団地に学ぶ日本再生策
外国人世帯比率が2割に上り、近隣小学校の外国人比率は7割。神奈川県内にそんな“超国際タウン”が存在する。外国人を受け入れた多くの自治体がトラブルに見舞われる中、時間をかけ、日本人が異文化と共存できる街を築いてきた。そこには、日本が未来を拓く様々なヒントが埋まっている。
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特集 いちょう団地に学ぶ日本再生策
移民先進国のジレンマ
2011年7月にノルウェーの首都オスロの政府中枢機関が爆弾テロの標的にされ、オスロ郊外の島で銃の乱射事件が発生。総勢77人が殺害された。
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特集 いちょう団地に学ぶ日本再生策
「団地」はどんどん死んでいる
「日本の団地はいよいよハードとソフトの問題が顕在化し始めた。このまま放置していると、必ずや新たな社会問題になる」。こう警告するのは、『団地が死んでいく』の著者で、現代の団地事情に詳しいジャーナリスト、大山眞人氏だ。