スマートフォン向けの格安通信サービスが相次いで登場している。各社は従来の3分の1以下という料金で消費者の支持を集める考えだ。新規参入組の価格破壊は、大手の料金戦略にも影響を与えつつある。

 「モバイル通信のコストを3分の1にする革命が始まる。福岡から(携帯電話大手3社に次ぐ)第4の事業者として挑戦していく」

 12月7日正午。東証マザーズ上場のネットベンチャー、フリービットの石田宏樹社長は、福岡・天神にオープンさせた同社初の携帯電話販売の直営店「アトリエフリービット」の前でこう宣言した。

 フリービットは今年11月末にNTTドコモの設備を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)として、スマートフォン向け通信サービスを開始。独自開発した端末と050番号を使うIP(インターネットプロトコル)電話、定額データ通信サービスを合わせて月額2100円で提供する。

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