業績好調なドラッグストアチェーンの最大手。だが、ネットやコンビニなど異業種の攻勢に経営環境は激動している。成長を続けるためには、「真の専門性」が必要と説く。(聞き手は 本誌編集長 山川 龍雄)

(写真:陶山 勉)
松本 南海雄(まつもと・なみお)氏
1943年千葉県生まれ。マツモトキヨシ創業者の松本清氏の次男で、兄は同社元社長で国会議員でもあった松本和那氏。マツモトキヨシ入社以来、“黒子”として兄を支え続けたが、弟・鉄男氏が率いていたスーパー事業の縮小を機に2001年、兄に代わって社長就任。2009年にマツモトキヨシホールディングス会長兼最高経営責任者。2011年から社長を兼務。

 問 直近の2013年4~9月中間期に最高益を更新するなど、足元の業績は好調です。

 答 この上期で言えば、季節商材を早めに手当てしたことが奏功しました。一時落ち込んでいた高額商品も、景気の回復観測なんかも手伝って持ち直してきたかなと感じています。海外の人に日本の化粧品はお土産として人気ですが、訪日客数が増えてきていることが我々にも追い風になっていると感じています。

 もう1つつけ加えるなら、無料通話アプリの「LINE」を使った販促が効果的でした。

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