年金受給額が徐々に目減りしていく大減額の時代に突入した。これから年金を受け取る世代は、どのように将来の生活を設計すればよいのか。既に年金の給付を受けている人たちの事例から、今後の年金暮らしを占う。


 千葉県に住む大久保亨さん(59歳、仮名)は今、来年から始まる年金生活を前に頭を悩ませている。地方公務員だった大久保さんは昨年、30年以上続けてきた仕事を早期退職した。公務員改革の一環で退職金が年々減少している。体力を使うことも多い仕事がだんだんきつくなってきたこともあり、退職金を多く... (続きはこちら


 老後は年金だけで悠々と暮らす――。多くの人がいまだに思い描く理想の生活だ。しかし、それを実現するためにはここまでやらなければならない。そんな教訓を、兵庫県に住む田中陽一さん(60歳、仮名)は教えてくれる。

 田中さんは、老後の生活については全く心配していない。大手メーカーで電子デバイスの研究開発職に就いていた田中さんは... (続きはこちら


 東京都八王子市に住んでいる小峯千代子さん(67歳、仮名)はギリギリの老後生活を送っている。

 築40年を超えた一軒家で一人暮らし。2人の子供は独立してそれぞれ家庭を持ち、別の場所で暮らしている。夫は7年前にガンで他界した。

 受け取っている年金は国民年金の月約6万円のみ。夫は生前、縫製関係の会社に勤めていたが、零細企業で厚生年金には... (続きはこちら

日経ビジネス2013年12月9日号 32~35ページより

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