年金が減り始めた。10月、本来切り下げるべき支給額を据え置いていた「特例水準」の解消がスタート。既に働き手などの状況に応じて、支給額を減らす仕組みが入っており、今後、さらに受け取れる年金が減っていくのは確実だ。来年は年金制度の財政検証が控えるだけでなく、4月には年金をはじめとする社会保障の財源となる消費増税もある。今後、年金制度の改革を巡る議論が本格化するのは間違いない。ついに突入した「年金大減額時代」をどのように生き抜けばいいのか。すべての世代が知っておくべき年金の現実をのぞいてみよう。

(張 勇祥、武田 安恵)

CONTENTS
年金の現実10

現実 1
30年後は2割減

遠のく「理想の老後」

現実 2
「普通の世帯」でも先行き不安

現実 3
「勝ち組」は準備に30年

現実 4
高齢者の1/4は年収150万円

現実 5
2030年に試練

年金減でも豊かさを

現実 6
完全移住は簡単じゃない

現実 7
夢の南国生活阻むのは円安

現実 8
退職者6割が運用で損失

現実 9
手軽で堅実 一方で限界も

現実 10
最善策は「働くこと」

日経225企業の財務から読み解く
拝見! 隣の企業年金

日経ビジネス2013年12月9日号 28~29ページより目次