ランニングシーズンが到来し、シューズ各社が激戦を繰り広げる。新しい素材や製法で、これまでの概念を覆す商品が登場。 2020年の東京五輪に向け、シューズはさらに進化する。

 駅伝やマラソン大会が各地で開かれるなど、ランニングシーズンがやって来た。2007年に始まった東京マラソンもきっかけになり、健康志向もあって、国内のマラソンやランニングのブームは冷める気配がない。

 ランナーの走りを最も左右する道具が、ランニングシューズだろう。最新のシューズは、実は最先端技術の固まりでもある。軽量化、着地の衝撃を抑えるクッション性、蹴り出す時の反発力の強化――などを巡って、世界で開発競争が繰り広げられている。

アディダス、発泡新素材を採用

 2012年から2013年にかけて、素材や製法などで、これまでのランニングシューズの概念を大きく変えた新商品が、独アディダスと米ナイキから発売された。40年ぶりに靴底の素材を大きく見直したのがアディダス。靴の底面にあるソールに、「ブースト」という新素材を使った。

次ページ ほとんどへたらない