前任の末川久幸社長が健康不良を理由に退任してから8カ月。再登板した前田新造社長は国内事業の立て直しを急ぐ。次の経営者にバトンを手渡すための取り組みについて聞いた。

(写真:的野 弘路)
2005年に社長に就任し、ブランドの集約による収益改善などの改革を推し進めた。2011年にいったん会長に退くが、前任者の退任に伴い、2013年4月に社長に復帰。

 資生堂で前任の末川久幸社長が突然退任し、前田新造会長が異例の社長復帰を果たしたのは2013年4月。主力の国内事業は減収・減益が続き、地盤沈下を起こしていた。前田社長は、輝きに陰りが見えるブランドのてこ入れなどを急ぐ。

 期末になると、結びつきが強い取引先の化粧品専門店などに商品を押し込んで、在庫がたまっていく。こうした再販制度時代のビジネスモデルをずっと引きずってきた資生堂が、ようやく経営体制を大きく変えようとしている。前田社長に足元の取り組みについて聞いた。

 問 2014年3月期まで8期連続で減収を見込んでいる国内事業の立て直しを急いでいる。

次ページ クラウンやレクサスに倣う