「第12回日本イノベーター大賞」の表彰式が開かれた。無料通話・メールアプリ「LINE」の森川亮社長が大賞に。ウナギの卵発見や液晶の省電力化に役立つ研究も高い評価を得た。

 11月27日、12回目を迎える「日本イノベーター大賞」(日経BP社主催、第一三共協賛)の表彰式が東京都内のホテルで開かれた。大賞は、スマートフォン(スマホ)向けの無料通話・メールアプリの開発を手がけるLINEの森川亮社長が受賞した。

 アプリは現在、世界で約20もの言語で展開している。「スタンプ」と呼ばれる、利用者の喜怒哀楽を表現するクマやウサギなど、ユニークなキャラクターの人気と相まって、11月25日に利用者は世界で3億人を突破した。

左から塚本、小田、森川の各氏。細野氏は雲見日出也・東工大特任教授が代理出席(写真:竹井 俊晴)

変わり者、とんがった人が大事

 LINEの前身企業はパソコン向けゲームが収益の柱だったが、森川社長はスマホの成長性に注目し、経営の舵を大きく切った。未知の分野に経営資源を集中することへの懸念の声が社内からも出たが、失敗を恐れずに挑んだことが、イノベーションにつながった。