東京電力の原発事故からもうすぐ3年。急場しのぎで作った事故処理スキームが限界に達している。現場の士気低下や対応の遅れで、福島原発は汚染水漏れが相次ぐ。賠償や除染費用は膨れ上がる。問題を解決し健全な電力市場を作るには東電をどうすればいいか。社内分社や持ち株会社化ではない。解体の道を探るべきだ。福島原発の現場や関係者の取材を通じ、あるべき姿に迫った。

(大西 孝弘、山根 小雪、編集委員 安藤 毅)

CONTENTS

序章
私たちは納得できない

1章
福島第1原発は今
汚染水、もれるため息

2章
「結論ありき」の国費投入
破綻、はなから棚上げ

3章
検証、3つの経営形態
社内分社は甘すぎる

4章
試される自由化
電気料金半減の条件

5章
小泉発言の受け止め方
「減原発」の道しるべ

日経ビジネス2013年12月2日号 26~27ページより目次