ソーシャルメディアなどで、ファンに製品やサービスを語る「大使」になってもらう――。そんなマーケティングが注目される中、コカ・コーラがファン活用で新たな試みを始めた。従来の不特定多数に向けた情報発信とは異なるその中身と狙いとは。

 9月のある日、せっかくの運動会が雨で中止になった。ツイッターを頻繁に利用するAさんは、思わずこうつぶやいた。「リレー中止かー笑 コーラ飲みたい」。

個別のつぶやきに対応して、文言や写真などの素材を作り、声をかけていく
注:画面はイメージです

 するとほどなくして、日本コカ・コーラの公式アカウントが、Aさんに話しかけてきた。しかも、オリジナルの写真つきだ。「代わりに、Happyバトンをどうぞ♪」。Aさんは、その驚きを共有するためにリツイート。Aさんのフォロワーも拡散していった――。

 あなたがツイッターの利用者でコカ・コーラ製品を愛飲していたら、同じような経験をするかもしれない。日本コカ・コーラが11月1日時点で早期のスタートを目指して、こんなやり取りを日々現実のものにする準備を進めているからだ。

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