約50年もの研究開発期間をかけたリニア中央新幹線。時速500kmの圧倒的なスピードと安定性で、他国のライバルを寄せつけない。究極の超高速特急が、2027年の開業へ向けていよいよ動き出す。

 新幹線の次は東京と大阪を1時間で結ぶ超高速鉄道を作る――。

 今からさかのぼること約50年。東海道新幹線の開通を控えて建設が急ピッチで進む中、国鉄マンたちが次なる目標に定めたのが、最高時速500kmで走る超高速鉄道の実現だった。1962年のことだ。

 照準に定めたのは「超電導リニア」。超電導という現象がなぜ起きるのかが理論的に明らかにされたのは、そのわずか5年前の57年だ。

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