「企業が繁栄を謳歌できる期間」はわずか30年──。日経ビジネスがそう主張してから今年で30年を迎える。あれから四半世紀余り。本誌の最新調査では、日本企業の「輝いていられる時間」は一段と短縮していることが判明した。短命化の原因は、過去30年、経営環境が激変する中で、企業を永続させるうえで欠かせない「3つの視点」を日本企業が忘れてしまったことにある。提言から30年という節目の年に、日経ビジネスが改めて 「会社の寿命」と「企業が永続するための方法」を考える。

(主任編集委員 田村 賢司、日経BPビジョナリー経営研究所上席研究員 多田 和市、宇賀神 宰司、吉野 次郎、宗像 誠之、西 雄大)
(デザイン:藤田 鮎美)

CONTENTS

1章

止まらない短命化
もはや寿命は18年

2章

老化防止の処方箋
3つの視点、取り戻せ

3章

企業の不老不死は可能か
日本電産、永続に挑む

日経ビジネス2013年11月4日号 26~27ページより目次