「ママ、ジャガイモが切れたよ!」

 お揃いのエプロンと帽子を身に着けた子供たちが得意げに野菜を切り、それを両親が目を細めて見守る。これはハウス食品グループ本社の中国法人が開催する親子カレー教室の1コマだ。食品スーパーのキッチンスペースなどを借りて、中国各都市で開催している。

 1回の参加者は20組程度にとどまるものの、この日の模様は数千人の中国人が目にすることになる。我が子が熱心に調理する姿を親は子供以上に熱心にスマートフォンで撮影し、瞬時にSNS(交流サイト)にアップロードしていくからだ。

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