庶民の相続はカネやモノ、不動産など有形のものがほとんど。だが、世の中には目に見えない相続も存在する。医師など有資格者の家系で、子弟に承継してゆく「のれん」の相続だ。開業医の親が、医師免許を持つ子に。寺の住職が跡継ぎの息子に。ひとたび承継すれば、持続的にキャッシュフローを生み続けるが、実は庶民には理解し難い火種を抱えている。ある医師の相続トラブルの実例をご紹介しよう。

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日経ビジネス2013年10月21日号 40ページより特集目次号全体の目次

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