「今の東大は、学生の潜在力を十分に引き出せていない」──。日本のトップ大学、東京大学の濱田純一総長は取材の冒頭で危機感を吐露した。米英トップ大学には水をあけられ、アジアの新興大学が追い上げてくる。「資金力が乏しく、このままでは基礎体力が弱る」。「日本語が壁となり優秀な留学生が来ない」。濱田総長は取材中、思うような教育ができないというもどかしさを幾度となく口にした。