2013年9月16日号
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特集 五輪経済 予測30
東京はもっと進化する
五輪は企業が最先端の技術をいち早く実用化し、海外へのアピールを競う場でもある。クルマやエネルギー、警備などの分野で、東京を舞台に世界初の新しい試みが始まる。「科学技術イノベーションを起こす」アベノミクスの牽引役、東京はどこまで進化するか。
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特集 五輪経済 予測30
景気回復、実感増す
株価上昇や景気回復への期待が高まり、アベノミクスに追い風が吹く。道路などのインフラ投資が集中し、東京がその姿を大きく変える可能性も。ただ、財政再建や震災復興など、日本経済の課題が置き去りにされる恐れもある。
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特集 五輪経済 予測30
商機当て込み、始動
五輪招致が決まった9月8日、朝から一部の百貨店やスーパーではセールが始まった。訪日外国人は今年初めて1000万人を超える見通し。各業界はさらなる増加に期待する。「五輪ベビーが欲しい」「我が子を五輪選手に」──。意外なところでも商戦が盛り上がる。
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特集 物流大激変
モノの流れが企業の命運を握る
19世紀初頭、フランスの軍人ナポレオンは、その巧みな兵站戦術で欧州を制圧した。しかし、物資の供給が途絶えたロシア遠征での敗北で勢力を失い、滅亡へと向かった――。モノの流れを制する者が時代を制し、失敗した者は世を去る。それは現代、ビジネスでも変わらない。象徴的な企業が存在する。アパレル専門通販サイト、「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイだ。
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特集 物流大激変
超速革命、工場動かす
かつて「宅急便」でイノベーションを起こしたヤマトホールディングス。超高速物流インフラを完成させ、今度は製造業など企業間物流の領域に乗り出す。部品調達から在庫、アフターサービスまで、従来の常識を一変させる取り組みが始まった。
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特集 物流大激変
物流を製造業の成長原資に
モノ作り大国・日本が、世界的な競争力を失ったのはなぜか。為替などの要因でコスト競争力を失ったことにある。だが、これを製造工程だけで挽回しようとしても難しい。多くの企業が既に血のにじむような努力を重ねているからだ。
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特集 物流大激変
密着!「当日配送」の裏側
どこに在庫があるのか分からない商品が、クリックするとその日中に商品が届く。徐々にエリアが拡大する、「当日配送」の裏側は一体、どうなっているのか。購入から配達までのモノの流れを、本誌記者が密着した。
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特集 物流大激変
王者と組んだ王者
アマゾンジャパンは神奈川県小田原市に国内最大の物流拠点を開設した。当日配送のエリアを拡大しても、絶対にコストを増やさず、効率を落とさない。その執念が生む取り組みは、ヤマトという最強のパートナーを得て一気に進化する。
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特集 物流大激変
世界で打ち出し始めた地域密着戦略
国内の流通業界に衝撃を与えた日本上陸から約13年。米アマゾン・ドット・コムは当初から物流の重要性に着目し、大型の物流拠点を国内各地に開設することで国内インターネット通販市場で独走してきた。同社が今年、日本市場での一段の事業拡大に向けて選んだ戦略が、地域密着型企業への“変身”。
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特集 物流大激変
楽天が挑む「波動制御」
国内流通総額1兆4000億円を誇る国内最大のEC(電子商取引)モール「楽天市場」。アマゾンを追う楽天は、物流を抜本的に改革している。
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特集 物流大激変
ブランド企業のECを支えるビジネスが活況に
物流に新たな価値を乗せようとするプレーヤーが存在する。コールセンター事業やデジタルマーケティング支援を手がけてきたトランスコスモスだ。同社はIT(情報技術)企業ながら、今、次々と物流事業への投資を急ぎ始めている。狙いは通販企業の「ブランディング」だ。
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特集 物流大激変
ついに「ピース単位」へ
「超速配送」実現に向け、物流施設内へのロボット導入の機運が高まっている。パレットからケース単位へ移ってきた自動化の波は、ついに単品に及び始めた。ヤフー・アスクル連合は、自動化でアマゾンや楽天に立ち向かう。
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特集 物流大激変
環状物流ベルト誕生
効率を追い求める「超速配送」の拡大は、物流拠点の立地や機能を大きく変貌させる。かつて日本を支えた工場の跡地に巨大な倉庫が建ち、投資と労働力が流れ込む。新たな付加価値を取り込み、物流が製造業に代わる新たな主役になりつつある。