2013年7月15日号
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特集 爆発する日本食経済圏
世界を席巻する日本食ブーム
海外の日本食レストランの数は2013年3月時点で5万5000店舗。わずか3年で2万5000店舗も増加した。急成長の牽引役は、日本人ではない。外国人が経営する日本食店が急増しているのだ。今や海外の日本食レストランの8~9割を、日本人以外が経営しているとされている。
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特集 爆発する日本食経済圏
“非日系”に長蛇の列
寿司、ラーメン、しゃぶしゃぶ…。世界各地で、日本食の「大衆化」が急速に進んでいる。“非日系”の大型チェーンが、現地の味覚に合わせたメニューで若者を引きつける。ロンドン、バンコク、ニューヨークで、過熱する日本食ブームの最前線を追った。
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特集 爆発する日本食経済圏
躍進支える“黒子”たち
世界各地での日本食レストランの増加は、日本企業にとってもチャンスだ。簡単に日本食を提供できるノウハウが、とりわけ脚光を浴びている。厨房機器、食材、物流、教育など様々な分野で、企業は攻勢に出ている。
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特集 爆発する日本食経済圏
3つの壁を乗り越えろ
日本食ブームを受けて、日本の外食チェーンも海外進出を積極化している。ただ海外事業が利益に貢献している企業はまだ少なく、壁も立ちはだかる。効率化に加えて、現地市場に合わせたメニューの工夫が成功には欠かせない。
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特集 爆発する日本食経済圏
「正しい日本食」の幻想捨てよ
スシポリス(寿司警察)”の二の舞いになるのではないか──。5月末、政府が打ち出した「正統な日本食を作る料理人らを『食の伝道師』として育成し、日本食文化を普及させる」方針に対し、こんな懸念の声が上がっている。
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特集 「ポイント」ウォーズ
強まるポイント支配力
勉強机を間仕切りで区切った、ある「個別指導型」の学習塾。普段は静かなその教室で、1カ月ほど前から時折拍手の輪が広がるようになった。
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特集 「ポイント」ウォーズ
誰が覇権を握るのか
日本最大の「Tポイント・ヤフー連合」誕生と、楽天のリアル進出。大手に相次いだ2つの動きが、ポイント市場に激震をもたらしている。仮想通貨の“基軸通貨化”を目指す企業の戦いは、熾烈を極める。
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特集 「ポイント」ウォーズ
激化する「ポイント覇権」争い
注:ポイントの交換ルートは、主要なものを掲載会員数は各社の公表値(Tポイント、Yahoo!ポイント、楽天スーパーポイントは非アクティブなユーザーなどを除く)
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特集 「ポイント」ウォーズ
拡散する「灰色」通貨
実貨の流通量が徐々に目減りし、代わりに仮想通貨が浸透する。実貨ではないからこそ、ネットとリアルを縦横無尽に飛び交える。仮想通貨が、もう1つの新たな「経済圏」を生み出す。