2013年7月8日号
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特集 人材逃避
忍び寄る人材流出危機
外国人・自国民ともに日本を離れる人材流出が静かに進み始めた。一方、米シリコンバレーでは、硬直的な移民行政が人手不足を招いている。時代遅れの慣習や制度は、経済成長を担うべき人材を流出させかねない。
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特集 人材逃避
人手不足に起業家が抗議
日本だけではない。世界経済を牽引する米国でも人材流出への懸念が強まっている。4月11日、米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)らが政治団体「FWD.us」を発足させた。
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特集 人材逃避
ようこそ世界の頭脳
経済成長を左右するのはレベルの高い人的資源だ。イノベーションを生み出すアイデアや技術を持った「世界の頭脳」をどう呼び込むか。インセンティブや使いやすい移民政策など、政策に知恵が問われている。
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特集 人材逃避
“チリコンバレー”に世界の起業家を招待
半円柱の天窓からは陽光が注ぎ込み、曲線を描いて備えつけられたスクリーンは、コンピューターグラフィックスによる紺青の海を映し出す。かつては結婚式で使われていた空間を改装した建物にいるのは、100人を超える起業家たちだ。
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特集 人材逃避
米国の受け皿狙う 政府が「仲人」にも
カナダは、優秀な人材を呼び込もうと、矢継ぎ早に移民政策を修正している。もともと「(ビザ制度が複雑な)米国に移民するのは難しいからカナダに」という外国人を受け入れてきた。その対象者を高い技能を持った人材に修正し始めた。
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特集 人材逃避
“アジア”の移民大国 「インドから」がトップに
「シリコンバレーに来たら大きな投資をするよ」こんな誘いを断ったのはオーストラリア(豪州)のシドニーで靴の通販サイト「シューズ・オブ・プレイ」を起業したマイケル・フォックス氏だ。
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特集 人材逃避
減少続く日本への流入
外国人が集まる国はどこか。経済協力開発機構(OECD)が、加盟国及びロシアについてまとめたデータ(2011年)によると、米国を筆頭に、ドイツ、豪州、カナダ、英国が続いた。上位5カ国のうち4カ国が英語圏の国だった。
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特集 人材逃避
脱「人材ガラパゴス」へ
アベノミクスを成功させ、日本経済が本格回復に向かうカギは人材にある。各国が有能な外国人を奪い合う時代に、「純血主義」は通用するのか。「世界の頭脳」を招くうえで問われるのは、官民双方の意識改革と決意だ。
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特集 人材逃避
日本なら米国より目立てる
20年以上日本に住んでいるが、日本はだいぶ暮らしやすくなったと思う。外国人に部屋を貸してくれない大家さんはだいぶ減ったようだ。
オピニオン
時事深層
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時事深層(2013年7月8日号)
中国「影の銀行」、日本にも余波
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ホンダ、中国15年目の再起
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雇用改革、派遣の敵は正社員
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ルネサス、「携帯」撤退の内幕
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ロボット、会話を競う時代へ
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日用品にデフレ脱却の兆し
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コマツ、林業でも攻める
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アフリカは「王子」に食い込め
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電話局が「シェアハウス」に
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輸出改善も懐には波及せず
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世界遺産登録、仕切り直して挑む