税や社会保障費をはじめ負担は増える。なのに、給料は上がらない。可処分所得の減少に日々、頭を悩ませている人は少なくないだろう。中でも、最も影響を受けているのが、年収1000万円前後の世帯だ。 「生活に余裕があり、消費にも積極的な所得層」というイメージは、もはや幻想にすぎない。募るばかりの負担感と将来への不安から、彼らは消費を控え、節約に走る。“消費の牽引役”だった年収1000万円世帯の憂鬱は、日本の成長戦略にも影を落とす。

(染原 睦美、中川 雅之)
(デザイン:藤田 鮎美)

CONTENTS

狙い撃ちされる1000万円家族

「1000万円神話」の崩壊
もうカネは使えない

独自調査――年収1000万円600人に聞く
不安だらけの“高額所得者”

節約だけでは未来はない

日経ビジネス2013年7月1日号 26~27ページより目次