2013年7月1日号
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特集 年収1000万円世帯の憂鬱
狙い撃ちされる1000万円家族
年少扶養控除の廃止や復興特別所得税の課税、厚生年金保険の保険料率変更――。サラリーマン世帯であれば、給料明細を丹念に見なければ具体的な金額までは把握しにくいが、ここ1~2年、家計の負担は増加の一途をたどっている。
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特集 年収1000万円世帯の憂鬱
もうカネは使えない
年収1000万円といっても、様々な出費でそれほど生活に余裕があるわけではない。消費増税など負担増への備えや収入の減少への不安で、生活防衛にひた走る。「もうカネは使えない」という傾向は強まりこそすれ、やむことはない。
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特集 年収1000万円世帯の憂鬱
家計の見直しリスト
「(年収1000万円層の)夫が知らなくて、意外にかかっている」(ファイナンシャルプランナーの花輪陽子氏)のが、2つ目に挙げた妻の被服・美容費だ。美容院やネイル、エステなどは、どれも1回1万円程度かかる。洋服やバッグなどの被服費を合わせれば、月に数万円かかっているケースも多い。
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特集 年収1000万円世帯の憂鬱
不安だらけの“高額所得者”
本特集で紹介している、将来に不安を感じて節約にいそしむような1000万円層は、本当に多数派なのか――。
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特集 年収1000万円世帯の憂鬱
節約だけでは未来はない
「勝ち組サラリーマン」の象徴だった年収1000万円世帯。社会的地位と連動した所得水準は、彼らを高品質な商品の購入へと駆り立ててきた。だが、その構造は崩れた。彼らが安心して消費できない中、果たして国は成長できるのか。
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特集 中国内陸の光と影
中国内陸の光と影
中国で最も貧しいと言われる貴州省。1人当たりのGDP(域内総生産)は、上海や北京に比べて約5分の1にとどまる。6月上旬、省都の貴陽にある大通りでは、化粧っけのない質素な身なりの女性たちや、暑さに耐えかねてシャツをはだけ、お腹を丸出しにした男性たちが歩いていた。
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特集 中国内陸の光と影
給与高騰、上海に迫る
内陸は沿岸部より人件費が安く、低コストでモノ作りができる、という「常識」があった。工場の進出ラッシュと生活水準の向上で、それは必ずしも通用しなくなってきている。巨大化した内陸市場を取り込むための生産拠点として、コストダウンが重要課題になる。
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特集 中国内陸の光と影
それでも内陸の理由
内陸の経済がこれからも急成長を続けるかどうかは見方が分かれる。だが、その潜在力を日本企業が十分に引き出しているとはまだ言い難い。「遅れた僻地」という先入観を捨てれば見えてくる、内陸に出る理由とは。
オピニオン
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