不動産市場が久々の活況に沸いている。億ションが瞬間蒸発し、買いそびれた富裕層がほぞをかむ。リーマンショック後に霧消したファンドの組成が改めて始まり、海外マネーがとめどなく流入している。アベノミクスへの期待、日銀の異次元緩和が原動力なのは確かだ。しかし、団塊ジュニアが住宅購入を終えた時、需要はどこまで続くのか。オフィス賃料の上昇は鈍く、実需が旺盛な場所は一部にとどまる。沸騰する不動産市場の先にある風景を占う。
沸騰・不動産 次の風景

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