SF映画や小説の中のものと思われていた、クルマの自動運転。ところが、米国で既に公道を走り回っている現実がある。普及すればクルマの「原罪」とも言われる悲惨な事故は大きく減り、心身に問題を抱え、運転が難しかった人もクルマに乗れるように。一方、それでも事故が発生した時の責任など、解決すべき問題も多い。進化するクルマは、人間に新しい共生の形という問いを投げかける。

(広岡 延隆、佐藤 浩実)

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自動運転がやってきた
グーグル、ボルボ徹底追跡

日経ビジネス2013年6月10日号 46~47ページより目次