3万2000円、ゲット――。 冷たい北風が身に染みる2月下旬のある日の午後、旧財閥系の不動産経営代行会社に勤める青木毅さん(仮名、42歳)は、商談を終えた帰社中の電車内で、スマートフォン(スマホ)を覗き込みながら、ほくそ笑んだ。保有していた商社株を売却し、利益を確定した喜びを人知れずかみしめたのだった。