2013年3月11日号
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特集 どうする「核のゴミ」
どうする「核のゴミ」
東京電力・福島第1原子力発電所の事故から2年が経った。放射能汚染という苦悩を背負った福島の復興の足取りはなお重い。進まぬ復興の背景を探っていくと、最終的には「核のゴミ」に行き着く。それは、原発の再稼働が現実味を帯びてくる中で、経済再生へと動き出した日本全体にとっても急所となりかねない。世界が苦悩する放射性廃棄物の処分。その現実解を探した。
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特集 どうする「核のゴミ」
「世界の果て」の現実
史上最悪のチェルノブイリ原子力発電所の事故から27年が経つ。事故を起こした4号炉を覆う新シェルター計画など、処理は今なお続く。四半世紀を経過した後にたどり着いた「現実」を見る。
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特集 どうする「核のゴミ」
放射能との共生、27年
原発から約175kmも離れているにもかかわらず、ホットスポットとなったロシア・ノボズィプコフ市。同市の放射線量は現在でも、市街地のある観測ポイントで毎時0.5マイクロシーベルトに達し、立ち入り禁止の林が街の周囲に広がっている。
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特集 どうする「核のゴミ」
「夢」を捨てる覚悟
かつて、核兵器と原発という原子力の両面で技術開発に邁進した英国。「無限のエネルギー」を夢見て、核燃料サイクルでも先頭を走ろうとした。そのツケは莫大な「核のゴミ」。それは、日本の未来を暗示する。
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特集 どうする「核のゴミ」
「プルトニウム焼却」は救世主か?
核のゴミ問題を解決する糸口が見いだせない中、“ゲームチェンジャー”の登場に期待する声がある。現在、普及している第2世代の軽水炉技術のはるか先を行く、第4世代と呼ばれる原子炉だ。プルトニウムを燃やして捨てる“焼却炉”としての役割を期待されている。
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特集 どうする「核のゴミ」
待ったなし、5つの解
甘い見通しと思考停止による先送りでは核のゴミの問題は解決できない。福島の復興を1日も早く実現するためにも、先送りを続ける猶予はない。今すぐに始めるべき現実解を提言する。
オピニオン
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