海外事業展開を加速する日本企業が、慢性的な人材不足から抜け出せない。他国の言語や文化、風土を理解し、卓越したリーダーシップを発揮して、世界中で事業を切り拓いていく──。そんなグローバル人材がいないのだ。日本人社員への様々な育成研修や、外国人の登用拡大など、施策は打っている。だがそれらのほとんどは、何ら確たる成果を生み出せてはいない。私たちには一体、何が欠けているのか。まずはグローバル人材にまつわる幻想を見つめ直すところから始めよう。
CONTENTS
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幻想 1
機会を与えれば人は育つ -
幻想 2
海外人材ならいつでも採れる -
幻想 3
うちは人材を活かしている