東京スカイツリー開業や夏季五輪のメダルラッシュなど明るい話題が日本の消費を牽引した2012年。それと比べると、2013年は目玉となるイベントが少ない。電機メーカーの業績不振から日中・日韓関係の悪化まで日本経済に暗い影を落とす不安要素はいくつもある。しかし、それでもヒット商品は確実に生まれる。2013年、消費者は何を求め、どこへ向かうのか。年表からは読み解けないヒットのカギは何か。「大家族」「お役立ちシニア」「母国愛」…答えはここにある。

(日野 なおみ)

CONTENTS

2013年のスケジュール

核家族の終焉
「大家族」が商機生む

消費税上げ目前
駆け込みでも消費は賢く

母国愛消費
ニッポン、再発見

ミニタブレット台頭
「ガラケー」が息を吹き返す

日経ビジネス2012年12月24・31日号 50~51ページより目次