東京から本社が姿を消している。その数は10年で8823社。事業の本社機能も含め、アジアなど海外や地方への移管が相次ぐ。東京は既に、生産や市場の中心地ではなくなっている。企業にとって、東京へ一極集中させるメリットも薄れた。グローバル化時代の新しい本社像を考える時だ。

(伊藤 正倫、原 隆)

CONTENTS

東京から本社が消える
アジアや地方へ、一極集中の終焉

世界市場攻略へ
司令塔はアジア

モノ作り再構築
現場と本社、一体に

経営者が語る本社論
“脱東京”が価値高める
中倉 健二 氏[東洋ゴム工業社長]
吉田 忠裕 氏[YKK会長]
田中 稔一 氏[三井化学社長]

日経ビジネス2012年12月17日号 56~57ページより目次