日本中から中国人観光客の姿が忽然と消えた。尖閣諸島の国有化が反日感情に火をつけた。日本は年4000億円を消費する上客を失う恐れがある。小売店からホテル、航空業界まで、てんやわんやだ。しかし今こそ落ち着いて、訪日客相手のビジネスを見直す時だ。日中双方にとってプラスとなる解決策が浮かび上がる。

(吉野 次郎、熊野 信一郎、香港支局 池田 信太朗)

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4000億円市場を取り戻せ
中国人客バブル崩壊

カギは個人と親日国
団体依存から抜け出す

日経ビジネス2012年12月3日号 48~49ページより目次