2012年12月3日号
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特集 さよなら、電話
「土管」にはならない
iPhoneという手のひらに収まる端末の上で日本の3大通信会社が踊る。しかし、トップインタビューを通じて3社がそれぞれ「その次」を志向していることも分かった。「iPhone狂騒曲」に翻弄されながら、彼らが見据えているのは何なのか。
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特集 さよなら、電話
iPhoneは重要だが 戦術の1つにすぎない
問ソフトバンクは通信会社の中で脱・土管化の急先鋒というイメージがありました。一方で、土管に逆戻りするかのような米スプリント・ネクステルの買収に驚きの声も上がっています。
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特集 さよなら、電話
ライバルはユーザー 通信事業者ではない
問社長就任から丸2年。MNP(番号持ち運び制度)で13カ月連続首位を維持するなど、auブランドは消費者の支持を取り戻しつつあります。
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特集 さよなら、電話
今のような競争は 続かない
問米グーグルや米アマゾン・ドット・コム、米フェイスブックなどインターネットの最上位層から提供されるサービスや、米アップルのiPhoneのような強力な端末に付加価値が移り、回線を提供するだけの通信会社(キャリア)のビジネスは土管化が進んでいます。
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特集 さよなら、電話
消耗戦続く固定通信
光回線市場の巨人であるNTT東西地域会社が、顧客流出に悲鳴を上げている。仕掛けたのはKDDI。スマートフォンとのセット割引で、顧客基盤の切り崩しに成功した。高速無線通信の普及で伸び悩む固定通信市場は、果てしない消耗戦に突入しつつある。
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特集 さよなら、電話
競争政策とは一体何だったのか
「NTTドコモが市場支配力を行使し得る地位は低下している」「NTT東西が実際に市場支配力を行使する可能性は低い」――。9月に総務省が公表した「競争評価2011」の報告書で、私はこう指摘しました。
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特集 さよなら、電話
増殖する「通信会社」
スマートフォン向け通話無料アプリの人気が過熱する。電話やメールサービスを通信会社が独占する時代は終わった。めまぐるしく変化する競争環境の中で、新たな「通信会社」が生まれ始める。
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特集 さよなら、電話
変わりゆく利用者の「要求」
日経ビジネスでは2012年11月16日と17日の2日間、調査会社マクロミルの協力を得て携帯電話を保有する1000人に対して緊急アンケートを実施した。