「百貨店をあるべき姿に戻す」──。百貨店業界で始まったバーゲンの「後ろ倒し」がアパレルメーカーを巻き込んで大きな波紋を呼んでいる。今夏の「バーゲン騒動」が問うたのは、両者の関係の根幹を成すビジネスモデルのあり方だった。独特の商習慣の下、蜜月関係を続けてきた百貨店とアパレル。その関係が、変わり始めている。

(日野 なおみ)

CONTENTS

百貨店とアパレルの岐路
バーゲン後ろ倒しから始まる大変動

変わるビジネスモデル
「共依存」に終止符

日経ビジネス2012年10月8日号 92~93ページより目次