2012年10月8日号
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
心を読む技術が離陸
分かりやすい、心地よい、格好いい、かわいい、きれい──。「人の心をつかむデザイン」を科学的に設計する研究が進んでいる。完成すれば日本製品の競争力は倍増。日本経済は息を吹き返す。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
10年後は不安なき国
「病への不安」や「災害・治安悪化」など、日本社会を覆う様々な憂鬱。最新ベンチャーの知恵と技術が物になれば、その多くは克服可能だ。10年後、日本が「不安なき国」になる可能性は十分残されている。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
「病への不安」に挑む9社
今と同じく、石油ショックや公害問題など、様々な社会問題で日本が重い閉塞感に包まれていた1970年代前半、一大ベストセラーとなった書籍があった。『ノストラダムスの大予言』(祥伝社)だ。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
「老いへの不安」に挑む19社
見た目は、厚さ1cm弱の薄いシートだ。表面には数本の細い溝があり、溝の端にはチューブが連結。チューブの先は、におい検知センサーが取りつけられている。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
「災害・治安悪化」に挑む12社
最悪の場合、32万3000人が死亡し、238万6000棟が全壊・焼失する――。国の有識者会議が8月に公表した「南海トラフ巨大地震」の被害想定が日本中に衝撃を与えている。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
「食糧危機・環境汚染」に挑む13社
火星は、太陽系の中で最も地球に近い環境を持つと言われる惑星だ。1日の長さは、約24時間37分とほぼ地球と同じ。極めて微量ながら大気も存在し、四季もある。こうしたことから「火星への人類移住」は昔からSF小説や映画の人気テーマの1つとなってきた。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
閉塞打破へ知が結集
この国を包み込んでいるもう1つの不安は、長引く経済の不振だ。製品競争力の低下や新産業の停滞、電力不足など解決すべき課題は多い。打開するには、既存企業にはない、次世代ベンチャーの斬新な発想が不可欠だ。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
「競争力低下」に挑む11社
工場の広さや生産する製品、部品の種類などを入力すると、産業用ロボットの潜在能力を100%引き出すレイアウトが直ちにはじき出される。担当者に、生産改善の知識や工場運営の経験はあまり必要ない。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
「新産業の停滞」に挑む15社
ジェームズ・ボンドが活躍する「007(ダブルオーセブン)」シリーズをはじめ、スパイ映画に欠かせないアイテムと言えば、人工衛星だ。ある時は、敵国の上空から独裁者が読む極秘メモを盗み見し、ある時は、大気圏外からビームを放ってテロリストの基地を焼き払う。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
「資源・電力不足」に挑む16社
個体だけ見れば、幻想的と言えるかもしれない。水中を浮遊する姿に癒やしを感じる人もいる。だが、海を埋め尽くす大群となり押し寄せてくるなら、それは天災にほかならない。
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特集 日本を救う次世代ベンチャー100
少起業化は国を滅ぼす
日本経済を立て直すには、もっと「突拍子もないベンチャー」が必要だ。「少起業化」は、少子化以上に国の未来に確実に影を落とす。日本のベンチャーを取り巻く環境の見直しが、今ほど必要な時はない。