ASEANの中で最大の人口を抱える中核国。1997年のアジア通貨危機で経済は不振を極めたが、国際通貨基金(IMF)の協力を得て銀行部門と企業部門の構造改革を断行。その後、経済は安定成長し、2009年の世界金融危機も乗り越えた。2010年には1人当たりの名目GDPが3000ドルを突破。工業化で先行するタイを追いかける。

 2011年には、スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領肝いりの「経済開発加速・拡大マスタープラン(MP3EI)」を開始し、全国各島を結ぶインフラの構築などを推進し始めた。「2025年までに名目GDPを2010年比で約6倍に拡大し、世界10大経済大国になる」ことを目標に掲げている。

日経ビジネス2012年10月1日号 114~115ページより目次