JR東海道線の辻堂駅。蒸し暑い盛夏の午後、大勢の乗降客に交じって、パリッとしたスーツに身を包んだ1人の老紳士が、自動改札機に通勤定期をかざして、力強い足取りで通り抜ける。

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日経ビジネス2012年9月10日号 48~50ページより

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