2012年、100歳以上の人口が5万人を突破、将来は70万人になる。健康な日本人は、「人生100年」を想定した人生設計が必要な時代に。しかし、問題はどう晩年を暮らすか。年金支給年齢の引き上げや定年延長などで、「引退」は先延ばしに。引退世代を「隠居」と呼んで、趣味に生きる時代は過去の話。隠居生活にイノベーションを起こし、目標を持って社会に貢献していく。100歳の現役サラリーマン、98歳の写真家、80代のNPO活動…。そんな「脱・隠居」は、閉塞する日本経済に思わぬ活力を生み出す。

(広野 彩子、鵜飼 秀徳)
(写真:塚田 直寛、スタイリング:郡山 雅代、イラスト:タラジロウ)

CONTENTS

「アラ100」という働き方

組織編
老人パワーが炸裂

マクロ編
「定年」がなくなる

日経ビジネス2012年9月10日号 46~47ページより目次