スマートフォンと連動して使えるパナソニックの白物家電

 パナソニックは9月から、スマートフォンと連動して使えるエアコンや冷蔵庫など6製品を順次発売する。スマホにインストールした専用アプリを使って、外出先からエアコンを遠隔操作したり、冷蔵庫にかざして1日の扉の開閉回数を表示させ節電に役立てたりできる。また、体重計と血圧計からは計測データをスマホに取り込める。

 アプライアンスマーケティング本部の中島幸男本部長は「今後、スマホ対応製品を増やし、2015年3月期には2000億円の売り上げを目指す」と話す。他社に先駆けスマホ対応を進めることで利用者を囲い込む狙いがある。

 そのほか、東芝も洗濯機や冷蔵庫などで、通信機能を持たせ電力消費量を最適化する製品を順次、発売していく計画を立てている。薄型テレビの販売激減など、デジタル家電の収益悪化に苦しむ家電各社は、「スマート白物家電」を新たな収益の柱にすることができるだろうか。

(宇賀神 宰司)

日経ビジネス2012年9月3日号 20ページより目次

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