門外不出の極秘技術が、ある日突然、競合他社の手に渡る――。映画のワンシーンさながらの事件が相次いでいる。記憶に新しい新日本製鉄・韓国ポスコの技術流出訴訟。これは氷山の一角にすぎない。背景にあるのは、国境を越えた仁義なき人材の奪い合い。いかに技術流出を防ぎ、反転攻勢に出るかは多くの国内企業に課された問題だ。今、この瞬間にも起きている技術流出。その現場からご覧いただこう。

(宇賀神 宰司、吉野 次郎、蛯谷 敏)
(写真:Getty Images、デザイン:横野 保)

CONTENTS

リストラで日本は技術者の草刈り場に

CASE 1
私がサムスンに転職したわけ

CASE 2
日本の技術が韓国、そして中国へ...

CASE 3
次はデジカメと事務機器が狙われる

流出の実相と先進対策
2社に1社が危機感

今さら聞けない
技術流出対策
これだけはやろう

「技術立国」復活への提言
“裏切り者”を登用せよ

日経ビジネス2012年7月9日号 24ページより目次